名古屋市生涯学習センター講座『文化を彩る民族衣装』第5回「和装と日本の文化」
- 中部
- 2026年8月27日(木)
- 名古屋市南生涯学習センター
「第20回アジア競技大会及び第5回アジアパラ競技大会関連/文化を彩る民族衣装」の最終回が、8月27日に名古屋市南生涯学習センターで開催されました。
第5回のテーマは、「和装と日本の文化」。
講師を務めたのは、一般財団法人民族衣裳文化普及協会 学長・武田富枝先生です。
昨年は西区・中村区でもご依頼をいただき開催した講座。
今回も、きもの初心者の方から、きものが好きで興味をお持ちの方まで、男女を問わず幅広い皆さまにご参加いただきました。
「きものは難しそう」という方にも、日本の装いの歴史や文化を身近に感じていただけるよう、わかりやすくお話ししました。
まずは、きものの歴史から。
貫頭衣から、現在のきものの形へ。
奈良時代の女性の装束や小袖に名護屋帯など、普段なかなか目にすることのできない装束もご覧いただきました。
さらに、紀子さまのご婚礼の際に着用された十二単のミニチュアも展示。
時代によって袖の形や大きさ、帯の幅などは変化してきましたが、長い歴史の中で変わらず受け継がれてきたものがあります。
それが、「直線断ち」。
きものの形に込められた、日本ならではの知恵と美しさについても学びました。
そのほかにも、
●洋服と和服の違い
●男性と女性のきものの違い
●男性の礼装「紋服」の着装実演
●きもののTPO
●きものの東西文化、それぞれの違い
など、さまざまな角度から「和装と日本の文化」を紐解いていきました。
そして最後は、「着る楽しさ・見る楽しさ」。
きものから帯までをわずか3分で着上げる技術「華の舞」から、留袖に二重太鼓、きものに銀座結びまで、着装の実演をご覧いただきました。
目の前で仕上がっていくきもの姿に、皆さんも興味深そうに見入っていらっしゃいました。
講座終了後には、今回の講座をきっかけにきものに興味を持ってくださった方々から、たくさんの質問も。
武田先生が一つひとつわかりやすくお答えするたびに、大きく頷かれ、笑顔で帰っていかれる姿が印象的でした。
知ることで、きものがもっと身近になる。
見ることで、きものの美しさを感じる。
そして、着ることで、その魅力をもっと楽しめる。
今回の講座が、そんなきものとの出会いになっていたら嬉しく思います。
日本の大切な文化であるきものが、これからも一人ひとりの手から手へ、大切に受け継がれていくことを願っています。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。

