きもの文化の普及を目的に安心なきもの着付け教室を運営する当協会は、昭和52年に設立、平成26年には文部科学省から内閣府移行認可された公益法人です。

第39回 民族衣裳文化功労者表彰式&新春きものの集い

第39回 民族衣裳文化功労者表彰式&新春きものの集い

第39回 民族衣裳文化功労者表彰式&新春きものの集い

  • 2020年1月18日(土)
  • 明治記念館
  • 一般財団法人 民族衣裳文化普及協会

時折雪もちらつく中、第39回民族衣裳文化功労者表彰式および2020新春きものの集いが開催されました。
本式典は当協会設立趣旨に基づき、民族衣裳及びその染・織・文様・造形等に関する知識を一般に広めた方々、また民族衣裳の伝統技術者および研究者の方々を各界の学識経験者から推挙いただき次の世代に正しく伝承するため、表彰するものであります。
本年39回目を迎え、11組の皆様を表彰いたしました。

  • ラグビーワルドカップ2019日本大会で、おもてなしのご協力をいただいた先生方

  • 午前中に行われた、勤続5年、10年、15年、20年の永年勤続表彰の皆様

以下受賞者氏名と「きもの文化賞」受賞の諸先生のプロフィールを列記いたします。

第39回 民族衣裳文化功労者表彰式・受賞者一覧

国際平和きもの文化賞

  • ラス真理子

きもの文化賞

  • 毎田 健治

きもの文化賞

  • あいづ着物でさんぽ実行委員会

きもの功労賞

  • 村山 智美
  • 横山 博美
  • 北川 鏡子
  • 伊原 美智子
  • 大塚 久美子
  • 小野 道子
  • 山田 淑子
  • 池田 理恵

※きもの功労賞は、全国のきもの学院で長年に渡りきもの文化に関する普及・啓蒙活動に対しご活躍をされた諸先生方です

受賞者(団体)プロフィール

ラス 真理子

63年生まれ
84年関西外大ハワイカレッジ卒業
86年より英語通訳・翻訳者としてハクビ総合学院に所属し、通訳として国内外での海外要人との会合やハワイ大学セミナーに参加。
また英語でのきものショーの進行・ナレーターとして豪州クィーンズランド、米国ニューヨーク、マルタ共和国などでの文化事業に参加。
01年より娘達が通う都内インターナショナルスクールにて保護者のための着付けスクールを立ち上げ以後15年に渡り主催。
毎年の学校行事などを通じてインターナショナル・コミュニティでのきもの文化の普及に努める。
現在、フリーランスの通訳・翻訳者として活動する。
今後サンフランシスコ永住を控え、現地にて「きもの文化教室」開講準備を行う一方、海外文化交流を通じて平和外交実現を目指している。

  • 第39回 民族衣裳文化功労者表彰式&新春きものの集い
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毎田 健治

昭和39年 金沢美術工芸大学日本画科卒業 父 毎田仁郎に師事
昭和53年 日本伝統工芸染織展にて文化庁長官賞受賞 日本工芸会正会員推挙
昭和59年 金沢美術工芸大学助教授(平成6年退官)
平成3年  天皇・皇后両陛下御来県の節の衝立、卓布等謹作
平成6年  三笠宮寛仁親王同妃両殿下 工房御台臨に際し、御手造の栄誉を賜る
平成10年 ベルリンの日独センターにて個展開催
「フランスにおける日本年1998年」パリ日本文化会館にて作品展示
平成12年 金沢市工芸協会理事長(~平成14年)
平成13年 石川県立音楽堂邦楽ホール 友禅緞帳「瑞松彩花」制作
      秋篠宮文仁親王同妃両殿下 加賀友禅産業会館御台臨に際し御手造の栄誉を賜る
石川県文化功労賞受賞
平成23年 地域文化功労者 文部科学大臣表彰
平成27年 北陸新幹線金沢駅舎に加賀友禅ガラスパネル制作
令和元年 (於)香林坊大和にて「三代百年をつなぐ毎田健治・仁嗣展」開催

日本工芸会正会員/財団法人 石川県美術文化協会常任委員/一般社団法人 加賀友禅文化協会代表理事

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あいづ着物でさんぽ実行委員会

代表 稲村久美
東日本大震災直後より(株)まちづくり会津に勤務。
観光客の大幅な落ち込んだ街に活力を与えるため、まちなかにチャレンジショップや、コミュニティ拠点を整備。被災住民と地域住民を繋ぐ活動を展開。
浴衣を着て会津のお酒を飲みながら交流する企画を実施。
平成27年から、鶴ケ城さくらまつり大茶会において、着物体験、レンタル事業を開始。
まちなかへの回遊促進のため、平成29年より「あいづ着物でさんぽ実行委員会」を地域と連携して組織し展開。
まちなかの商店や地元企業との連携などで、参加者も増加する。
また、海外からの体験希望もあり、国内外より、歴史文化を感じる会津で和文化体験の機会を醸成している。

あいづ着物でさんぽ実行委員会
会津まつり協会、会津若松市、(一財)会津若松観光ビューロー、会津若松商工会議所、会津若松中心市街活性化協議会、福島民報社、東日本旅客鉄道(株)、会津鉄道(株)、会津乗合自動車(株)、(株)まちづくり会津、会津若松ハイヤー営業会社

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午後は会場を移し、新春記念講演「狂言の世界」と題し、能楽師大蔵流狂言方 善竹富太郎氏※1にご講演いただきました。

“狂言は「お笑い」である”という善竹富太郎氏は、入場から大ウケで約30分の間、会場の皆さんは終始お笑いの渦に巻き込まれていました。
終了後には、皆さん口々に狂言のイメージが変わったとおっしゃっており、大変満足されていたようです。

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※1 善竹富太郎(ぜんちくとみたろう)
学習院大学卒
祖父故善竹圭五郎、父・善竹十郎に師事。
3才より稽古を始め、5才の時に狂言「靭猿」(うつぼざる)の小猿役で初舞台を執り行う。
能楽堂で演じる傍ら、学校狂言と称して全国の小・中・高校でも狂言をレクチャーしております。
また学習院大学や早稲田大学など各大学で狂言を指導し、昭和音楽大学では講師としてミュージカル学科の生徒達に狂言を教えています。 

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